2016年を振り返る(読書)
今年読んだ本を面白かった順に並べてみた。
1.マンガ
- 木多康昭『喧嘩稼業』7巻・最新話まで
- 沙村広明『波よ聞いてくれ』3巻まで
- 押切蓮介『ハイスコアガール』6巻まで
- 眉月じゅん『恋は雨上がりのように』5巻まで
- 石塚真一『BLUE GIANT』9巻まで
- 宮下英樹『センゴク権兵衛』最新話まで
- 福満しげゆき『中2の男子と第6感』3巻まで
- 水上悟志『惑星のさみだれ』全10巻読了
- 日本橋ヨヲコ『少女ファイト』19巻まで
- 冨樫義博『HUNTER × HUNTER』33巻まで
- 和久井健『新宿スワン』全38巻読了
- 諌山創『進撃の巨人』20巻まで
- 山口貴由『シグルイ』全15巻読了
- ひぐちアサ『おおきく振りかぶって』27巻まで
- 森薫『シャーリー』2巻まで
- 福満しげゆき『ぼくの小規模な失敗』全1巻読了
- たかぎ七彦『アンゴルモア』6巻まで
- 中野でいち『hなhとA子の呪い』1巻まで
- 王欣太『達人伝-9万里を風に乗り-』14巻まで
- 仲谷鳰『やがて君になる』2巻まで
- 松井優征『暗殺教室』全21巻読了
- 古谷実『サルチネス』全4巻読了
- 古谷実『ヒメノアール』全6巻読了
- カガノミハチ『アド・アストラ-スキピオとハンニバル』2巻まで
- ケン月影『荷風になりたい-不良老人指南』1巻まで
- サブロウタ『cirus:1』1巻まで
- 板垣恵介『刃牙道』9巻まで
- 押見修造『ぼくは麻里のなか』1巻まで
- 堀越耕平『僕のヒーローアカデミア』1巻まで
- 森川ジョージ『はじめの一歩』最終話まで
以上30作品。
『喧嘩稼業』の複雑に展開する心理戦の描写の巧みさに、
『波よ聞いてくれ』の登場人物たちの機知に富んだ会話の妙に、
『ハイスコアガール』の沈黙もまた一つのメッセージとなり得ることを執拗に証明し続けている点に、
それぞれ心を動かされた。
雑誌連載で読んでいたのは、『喧嘩稼業』と『センゴク権兵衛』と『はじめの一歩』だけで、あとは全て単行本での後追いになってしまった。マンガの場合、単行本で後からまとめて読むよりも、雑誌連載でリアルタイムに読み進めた方が間違いなく面白いので、来年はできる限り単行本よりもマンガ雑誌で読むことに時間を割くようにしたいと思う。
2.マンガ以外
- MB『最速でおしゃれに見せる方法』
- 浦久俊彦『138億年の音楽史』
- 皆川典久『凹凸を楽しむ 東京「スリバチ」地形散歩』
- ジャン・ピエール・リシャール『ロラン・バルト最後の風景』
- ホイチョイ・プロダクションズ編『東京いい店やれる店』
- 平井玄『愛と憎しみの新宿 半径一キロの日本近代史』
- 速水健朗『東京どこに住む?住所格差と人生格差』
- ヘーゲル『懐疑主義と哲学の関係』
- 大谷能生『ジャニ研!:ジャニーズ文化論』
- グレゴリー・ベイトソン『大衆プロパガンダ映画の誕生-ドイツ映画「ヒトラー青年クヴェックス」の分析』
- エーリッヒ・フロム『愛するということ』
- スコット・フィッツジェラルド『バビロンに帰る-ザ・スコットフィッツジェラルド・ブック』
- 石井裕之『「女対女」の深層心理-自己チュー、裏オモテ、勘違いに克つ』
- ヤーコプ・ブルクハルト『ギリシア文化史(5)』
- ジル・ドゥルーズ『消尽したもの』
- ハイデガー『ハイデッガー全集第54巻 パルメニデス』
- 柄谷行人『憲法の無意識』
- 酒井潔『ライプニッツ(Century Books-人と思想)』
- 筒井康隆『短編小説講義』
- 宇野維正『1998年の宇多田ヒカル』
- 岸見一郎『幸せになる勇気-自己啓発の源流「アドラー」の教え』
- 岸見一郎『アドラー心理学入門』
- 山本七平『すらすら読めるイエス伝』
- ハイデガー『ハイデッガー カッセル講演』
- 小森健太朗『神、さもなくば残念。』
- 今野元『回想のマックス・ウェーバー』
- ロマン優光『間違ったサブカルで「マウンティング」してくるすべてのクズどもに』
以上27冊。
『最速でおしゃれに見せる方法』はコーディネートの方向性を根本的に見直すきっかけを与えてくれた点で、
『138億年の音楽史』は音楽が世界を読み解く重要なツールだという事を再認識させてくれた点で、
『凹凸を楽しむ 東京「スリバチ」地形散歩』は、山の手の地形そのものを楽しむ視点を与えてくれた点で、
それぞれ2016年の自分のライフスタイルに対して陰に陽に影響を与えていたように思う。
今年は仕事が多忙を極め、プライベートな時間がほとんど存在しなかったにも関わらず、毎月約2冊のペースを維持することができた。とは言え、ブログに感想を書き付けるところまでは手が回らなかったのが悔やまれる。書くのが遅いせいだ。来年はもっと軽いノリで更新できるよう文章力を磨きたい。