山形酒祭り2017雑感
日本酒の聖地
つまみを一品注文し、一杯飲んだら長居せず、すぐに別の店に移動してまた一杯飲む。それを二・三軒繰り返した後、最後は麺類か深夜までやってる近所の喫茶店でお茶飲んで〆。ハシゴ酒が好きで、好きが高じて新宿界隈のハシゴ酒イベントに参加するようになってしまった。
最近ハマっているのが日本酒で、一年ほど前に新橋駅前ビルの立ち呑み日本酒バー『庫裏』で軽く一杯ひっかけていた時にたまたま横で飲んでいた早大生*1から聞きかじった話だが、四谷荒木町は日本酒の三大聖地の一つらしい。『与太呂』、『宵の間』、『弥七』に『タキギヤ』、『うのすけ』や『離れ のんき』も日本酒の飲み比べができる店だし、端から端まで歩いても五分とかからない狭い凹地であるにもかかわらず、舟町・荒木町界隈で日本酒にこだわってる店を数え上げたらキリがない。荒木町が"日本酒の聖地"と言う噂は本当なのかもしれない。
山形酒祭り2017
5月14日に「山形酒祭り2017」に参加した。山形県内の15の酒造が新宿〜四谷荒木町の飲食店8店舗とコラボするハシゴ酒イベントで、チケット代6000円で日本酒が飲み放題、おつまみも食べ放題だった。イベント開始後2時間程でいい感じに出来あがってしまったせいか、中盤からの記憶が曖昧で、何の銘柄を飲んだかさえ早くも忘れつつある。完全に記憶が飛んでしまう前に、まだかろうじて残っている記憶を頼りにイベントの雑感を書き残して置こうと思う。
前売りチケットを購入した『四谷舟町砂場』を13時に訪れてリストバンドと地図を入手。普段は静かな店内もこの日は満席で立ち呑み状態。ハムを肴に駆けつけ三杯飲んでから、以下の順番で店を回った。
1.四谷舟町砂場(荒木町)
【参加酒造】出羽桜、大山
2.和てじまぅる 酒菜 角萬(新大久保)
【参加酒造】米鶴、栄光富士
店の奥の方でブースを出していた米鶴の夏酒(蛍ラベル)が美味しかった。いい雰囲気の店だったので後日また飲みに行こうと思う。
3.Plat(新宿)
【参加酒造】清泉川、奥州自慢
この中では銀の蔵が美味しかった。チーズは全種類食べ切ったが、手前のキムチがトッピングされてるのが一番酒がよく進んだ。
4.濁酒本舗Tejimaul(新宿)
澤正宗は右の純米吟醸と中央の美酒美酒を、六歌仙は中央の山法師を、どぶろくはピンクと黒の銘柄をそれぞれ飲んだ。特にピンクのどぶろく*2は、甘さと酸っぱさの釣り合いが取れていてグイグイいけた。是非また飲んでみたい。2の和てじまぅる(新大久保)と同系列の店で、この店では山形ラーメンを食べることができた。
5.ラボ・ガレージ(新宿)
【参加酒造】楯野川、東光
東光の吟醸梅酒がサッパリしていてうまかった。女性の常連さんが多い印象の店。
6.すし処 志げる(荒木町)
【参加酒造】秀鳳
品切れのため秀鳳BEACH SIDEが飲めなかったのが悔やまれる。早めの時間帯に行った人はいくら丼を食べることができたらしい。
7.オール・ザット・ジャズ(荒木町)
【参加酒造】鯉川、加茂川、羽陽一献
前から行ってみたかった店でようやく行くことができた。確か伍連舎と13を飲んだとような気がするが、どんな味だったか覚えてない。
8.Talkin'Loud(荒木町)
【参加酒造】千代寿、白露垂珠
アシッドジャズがかかる日本酒バー。肴は卵の黄身のいしる漬けだった。何を飲んだか思い出せない。
宴の後
8軒目の『トーキンラウド』にたどり着いた時には既に時刻はもう16時。この辺りの時間帯になると、当初はバラバラに行動していたイベントの参加者同士にも奇妙な連帯感が生まれていて、終盤の店内はもはや完全に宴会状態になっていた。最後はスタート地点の『砂場』に千鳥足で舞い戻ってみんなで乾杯し、山形酒祭り自体は17時きっかりで終了。『砂場』を追い出された後は二次会、三次会と飲み屋をハシゴして解散した。家路に着いたのは確か21時頃だった思う。
次は50蔵27店舗が出店する大長野酒祭り(7/16)に参加する。山形酒祭りのように全蔵制覇することはまず不可能なので死なない程度に程ほどに楽しみたい。
註